高額 医療 請求
高額医療費の請求とは、病気療養中にかかる医療費のうち、健康保険(国民健康保険・社会保険)を利用した場合の自己負担分が一定額を超えた場合に払い戻されるお金のことです。
これらの支給には請求をしなければなりませんがこの場合所得税の控除を受けるものと、医療費の控除を請求するものと二つの控除が請求可能です。
高額医療費が支給されるのは、一つの保険証について、自己負担金が1件で1ヶ月6万3,600円を超えた場合です。
ただし、低所得者の場合には、3万5,400円を超えた分が払い戻しされます。
(低所得者:市区町村民税非課税者、または生活保護法の要保護者)一人がある月内に、同一の保健医療機関で、同一の診療科を受診し、支払った自己負担分のことを言います。
ですので、総合病院などの場合は各科ごとに異なり、また入院と外来もそれぞれ別に計算することになりますので注意が必要です。
またこれらは月内で完結することが必要であり、末日に手術などの高額医療が発生する場合等にはたとえ延べの日数が30日以内でも請求するときには二月間の請求となるのでこれも注意が必要です。
一般的には、一つの保険証に家族も入っている場合が多いのですが、同じ月に2人以上が3万円以上の自己負担をした場合、二人以上の合計が6万3,600円を超えた分については払い戻しの対象となります。
(ただし、1人分が3万円以下のものについては該当しないので合算することができません。)
高額医療費に該当する場合は、医療費の領収証のコピーと印鑑、健康保険証を高額療養費支給申請書に添えて、役所の窓口に持参し手続きをとります。
ところによっては、医療費を支払ってから2~3ヶ月後に、健康保険の担当部署から払い戻しの案内のはがきが送られてくる場合や、健康保険組合の一部では自動的に払い戻してくれるところもあります。
請求にはまず病院のケースワーカーや社会保険事務所、市役所の所定の担当に相談をしましょう。
請求が通る早道です。