歯周病 治療
歯周病治療は、初期のうちに日常生活の中で、正確なブラッシングできっちりと歯茎に手当すれば、軽度であれば、治ります。
重症でも、的確な手当をしておけば、それ以上悪化しません。
歯周外科などの歯科医師による外科処置と同じ効果も期待できます。
歯周病で血が出ていれば、ブラッシングは、歯ブラシを、歯茎に柔らかく当てて、ていねいに時間をかける。
また、一日に十数回、ブラッシングを時間をおいてする。
まず、熱湯に塩を入れ、よく溶かしておく、別に出がらしのお茶の葉を用意して、水を入れお湯になるまで沸かし、水分が半分になるまで煮詰める。
茶カスを濾すと、 タンニン酸の液になる。
ほうじ茶が一番良いが、緑茶でも良い。
これらの液でブラッシングのあと、ゆすぐ。
強くゆすぐほど効果があります。
塩分で化膿を防ぎ、タンニン酸で歯茎を引き締めるのです。
この方法を欠かさないことで、歯茎を鍛え上げるのです。
最初は、歯茎を傷つけないように、柔らかく磨き、出血させないように、出血しても最初の液が化膿を防ぎますから大丈夫です。
この方法は出血がある場合の手当てです。
次に歯茎に腫れが見られる場合も、上の手当ての仕方で治ります。
塩とタンニン酸の効果です。
この症状段階の歯周病では、歯ブラシによる歯茎を引き締めて強化することが治療法です。
歯医者で歯肉切除などの方法もありますが、歯磨きして様子見することでも治ります。
しかし正確なブラッシングが必要です。
歯ブラシの充て方が、悪いことで歯茎を傷つけ、炎症を悪化させることも、ありますので、要注意です。
歯がかなりぐらついている場合は、ワイヤー固定しなければなりません。
ワイヤーとレジンで固定しながら、ワイヤーを時々はずし、固定効果を観察します。
固定しなければ、いずれ、歯は抜け落ちてしまうでしょう。
歯周病の治療手当は、歯ブラシという方法しか有りません。
毎日、口の中の状態を観察して歯周病の早期発見と初期手当てが大事です。
歯にネバネバ付いているのが歯垢です。
強く力で歯垢を取ろうとしたら歯茎が傷みます。
ソフトにゴミを出すように、毛先を立てて掻き出すのが要領です。
どうしても進行してしまった歯周病には外科的処置として、歯肉除去手術と再生法(GTR法、エムドゲイン)があります。
歯肉を除去して歯周ポケットを小さくするのが歯肉除去手術ですが、結果として歯が長く見えてしまうデメリットがあります。
歯と歯肉の結合組織を再生させて歯周ポケットを小さくするのが再生法です。
あまり進行した症状では再生法は無理です。
また、歯周病の進行がそれ程でない場合は、手術をせず、歯周ポケット内の清掃、抗生物質などの薬物治療、レーザー治療、ブラッシングの指導などにより歯周病の進行を食い止め、歯周ポケットを小さくします。
また上記方法を組み合わせて治療するケースも多いです。