歯周病

歯周病とは、歯の表面につくプラーク：歯垢（細菌の塊り）によって歯肉の炎症による出血、腫れを特徴とする歯肉炎と歯の歯を支える周りの歯槽骨が破壊され歯周炎を起こし、歯が最後には抜け落ちてしまう病気です。
以前は歯槽膿漏と呼ばれることの方が多かったので、歯槽膿漏という方が分かるかもしれません。
一般に歯槽膿漏は、成人性歯周炎をいいますが、 実は、歯周病といってもさまざまなタイプがあります。

代表的な歯周病歯肉炎：歯の表面に付着したプラークにより，歯肉に炎症が起こった状態です。
初期治療で完全に治癒しますが，放っておくと進行して重症の炎症になってしまいます。
この状態で発見し、治療するのが理想的です。

成人性歯周炎：もっとも多いタイプの歯周炎で、初期症状がなく、ブラッシング時に軽い出血がある程度で、症状が進行するにしたがって、歯肉が腫れや膿が見られ重いと歯が抜けてしまうことがあります。

早期発症型歯周炎：35歳未満で発症し進行するのが早い。

思春期前歯周炎：乳歯が生えた後まもなく発症し、永久歯を支える組織が広範囲かつ急速に破壊され、最後には歯が抜けてしまう広汎型と限局型は乳歯の一部に起こりゆっくりと進行する限局型に分けられます。

若年性歯周炎：主に10代から20代前半の若年者におこる歯周炎。
エックス線所見として第一第大臼歯と前歯の骨吸収が特徴。

急速進行性歯周炎：20代前半から30代半ばにおこる歯周炎で、歯周組織の破壊が急速に進行します。

難治性歯周炎：症例数としては少ないが、なかなか治療しても治らないが歯周炎です。
歯周病は、入れ歯、義歯、顎関節症の原因になり、歯ぎしりしてしまうことでさらに悪化して進行が速まります。
歯ぎしりと歯周病を予防することで、入れ歯、義歯、顎関節症になることを予防出来ます。
歯茎から出血したり、歯がグラグラゆれるなどの症状があれば、歯周病治療が必要です。
歯周病には、正確な知識また、正しいブラッシングも必要です。