歯周病 歯科 医院

歯周病で歯科医院を受診した事がある方も多いかと思います。
歯科医院というと、ほとんどの人が虫歯の治療をやっているところと捉えていると思いますが、歯科医院の仕事は、それだけではないんですね。
歯肉炎や歯周病なども、歯科医院で治療することが出来ます。
また、歯科医院では、歯周病の予防をはじめとする予防歯科にも力を入れているんです。
歯科医院の予防歯科とは、歯周病や、虫歯をはじめとする歯や歯茎・歯肉の疾患を、そうなる前に予防しようというものです。
虫歯や歯周病を予防するために歯科医院で定期的にデンタルケアをする、これが予防歯科です。
また、虫歯や歯周病のために治療をうけて、その後再発しないように歯科医院でメンテナンスをする、これも予防歯科のひとつです。
虫歯や歯周病によって破壊されてしまった組織は、もう２度ともとには戻りません。
歯が失われていく原因は、虫歯や歯周病であることがほとんどです。
１９８９年から提唱されている、満８０歳で２０本以上の歯を残そうとする８０２０運動などの動きもあって、元気な歯を出来るだけ残すために、歯科医院も歯周病の予防や虫歯の予防をしましょうと訪れた患者さん達に指導を行ったり、地域の人たちや、小学校の子供たちに働きかけをしています。
では、歯科医院が予防しようとしている歯周病について簡単に説明します。
ひとことで「歯周病」といってもさまざまなタイプがあります。
歯周病は、歯の表面につくプラークつまり、歯垢（細菌の塊り）によっておこる「歯の周りの病気」のことです。
歯肉の炎症による出血、腫れを特徴とする歯肉炎と、歯を支えている歯槽骨が破壊される歯周炎に分類されます。
歯槽膿漏とは、成人性歯周炎をいいますが歯周病には、その症状、病態によっていろいろな種類があります。
主だったものをあげてみますと、歯肉炎、成人性歯周炎、早期発症型歯周炎、思春期前歯周炎、若年性歯周炎、急速進行性歯周炎、難治性歯周炎などがあります。
歯が健康であるということは、食生活を楽しめるということです。
歯周病を防いで、元気な歯をいつまでも保つために、定期的に歯科医院を訪れたいものですね。