突発性難聴
突発性難聴と言う病名を聞いたことがありますか?突然片方の耳が聞こえなくなる病気です。
この突発性難聴の症状としては、
①人の話が聞こえにくい
②急に耳がふさがったようになる。
(プール上がりに水が耳の中に残っているような感じ)
③自分の声が耳の中で大きく響く
(耳の中にスピーカーがあるような感じ)
④大きな音や、音楽が頭に響いたり、キンキンと、かん高く聞こえる。
⑤耳鳴りがする。
などです。
困った事にこの突発性難聴の原因は、まだはっきり解っていない様なんです。
過労やストレス、風邪(ウイルス性とも考えられています)などがきっかけとなることが多いようです。
最近話題になった浜崎あゆみの左耳も突発性難聴の一種である突発性内耳障害だったのです。
音楽界では過去にも、坂本龍一やロックバンド「Dir en grey」のボーカルが突発性難聴にかかるなど、突発性難聴が“職業病”のようになっていますが、一般の音楽好きも気をつけたほうがいいですね。
06年2月に、米ルイジアナ州のある男性が、「iPodは難聴を引き起こす恐れがある」と米アップルコンピュータを提訴した事件が起こりました。
その後、集団訴訟に発展し、アップル社はすぐさま、iPodシリーズに「最大音量を制限する機能」を導入したほどです。
このように突発性難聴は、音楽好きの人がかかりやすいので要注意ですね。
突発性難聴にならないための注意点としては、
①とにかく密室、イヤホーンでの長時間の大音量は厳禁です。
通称“ロック難聴”ですね。
1日2時間までと決めましょう。
②酒を飲みながら激しい音楽は聴かないことです。
酔うと大音量に対して耳の防衛力が低下するからです。
③ストレス、疲れを長引かせないことです。
尚、突発性難聴の症状を自覚した場合は速やかに設備の整った病院で治療を受けましょう。
病気の程度や、治療方法にもよりますが、発症後、10日以内に治療をはじめると、約40%は完全に治る、約30%は回復するが難聴を残す、残りの30%は治らない、そうです。
やはり、早期発見早期治療が効果的ですよ。
【突発性難聴治療 後遺症】
早期に治療を始めそして『耳の難聴の程度が軽い』ほど回復や治癒がはやいとされていますが、高音部の聞こえの障害が残ったり、特に『耳なりが残る』場合も多いようです。
安静のため入院される方も多いようです。聴力回復でも約1カ月、回復する人でもか
かるといわれていますし、難聴が残ったままの人もいます。
耳なりだけがずっと残る人もいて、この耳なりはなかなか治りにくいのです。
後遺症としての耳なりというのは、聴力が回復しても今の医学で直しにくいものです。
また、後遺症も高音部だけが聴力が改善しないために音が割れる人とか、目眩だけが残
る人とか、後遺症のある人もいます。