視線 恐怖症 克服
自己視線恐怖症という一般的に言われる対人恐怖症に分類される神経症の一種があります。
自己視線恐怖症とは、自分の視線に対し不安を抱えた神経症で、自らの視線が不自然だと思い込み、他人に不快を与えていると感じてしまう病です。
自分の視線に不信感があるため、さまざまな場面でどういう風に視線を向ければいいのか戸惑ってしまいます。
自分に自信がなく、人にどう思われているのか、どう見られているのか、自分の感情が人に読み取られているような気になり、自分が変な人間だと思われていないか不安でしょうがなくなってしまいます。
相手の動き、ひとつひとつに敏感になり、表情や目などのわずかな動きでも不安になってしまい、特に視線のことで何か言われると立ち直れないほどの恐怖を感じてしまうのが、自己視線恐怖症と呼ばれています。
それまでの生活習慣や本来の性格など、少しずつ発症原因を解明していくことで、恐怖への的確な対応法が見つかってきます。
一般的な対処法としては、日頃の挨拶を習慣化することがあげられます。
挨拶という発声を行うことで、視線が合った時の緊張感が緩和される効果があります。
心身に悪影響を及ぼす危険性がある不規則な生活による合併症を防止も兼ねて、規則正しい生活を行うことや目に温かいタオルを乗せるなどの定期的な目の休息も効果があると言われています。
サングラスで視線を隠すという方法もありますが、依存してしまう危険性もあるので、日常生活からサングラスを使用するのは避け、どうしようもない時の最終手段として利用する必要があります。
天気のいい時に青空を見上げるというのも効果的だと言われています。
上を向くと嫌な考えが浮かびにくいと言われていますし、太陽の光を浴びることでリフレッシュ効果も期待できます。