関節 痛


関節は、ひじ、ひざ、手首、足首、指、肩などにありますので、関節痛はやっかいな病気です。
では、関節痛はなぜ起こるのでしょうか？　実は、関節の軟骨には神経が通っていないので、関節それ自体が痛むというわけではないのです。
関節の軟骨が磨耗したりして、骨と骨がこすれあうことなどが代表的な原因です。
関節の周りには、たくさん神経が通っていますので、異常な状況に対して敏感に痛みとして感じるのです。
では、関節痛の予防にはどのようなことが適しているのでしょうか？　まずは、適度な運動で血行をよくしてあげることが大切です。
肥満の人にとっては、運動と食事でのダイエットも必要ですね。
生活様式を見直す必要もあります。

例えば

正座は膝への負担が大きくなるので、いすでの生活にして、できればトイレも洋式トイレにしてみるといった点です。
関節痛は、特に冬に強くなるので体を冷やさないように気をつけることも大切です。
また、重いものを持ったまま、長い時間立ち続けることなども控えるようにしたいところです。

関節痛がどうしてもひどいときには、抗炎症剤を使用せざるをえなくなります。
抗炎症剤には、非ステロイド系のものとステロイド系のものがあります。

非ステロイド系のものは、解熱や鎮痛作用がありますが、副作用としては胃腸障害になることがあることを知っておきましょう。

ステロイド系のものは、人工の副腎皮質ホルモンを合成したもので、効果は強力で免疫の働きを抑える作用があります。
副作用として、食欲不振などになることもあります。

ステロイド系の使用は、非ステロイド系のものでは炎症が抑えられない場合などに限定されていることが多いです。
骨の問題だけでなく、風邪やインフルエンザでも、関節痛が起こることは多くの方が経験済みと思います。
とにかく、原因を正確に知ってお医者さんに相談しながら適切な対処をすることが何よりも大切ですね。