ed
EDとは、勃起傷害または勃起不全のことです。
つまり、男性において、セックスを行う際に、十分な勃起を維持できないがために、性交を行うことができない状態をあらわします。
Erectile Dysfunctionの頭文字をとって、EDという略した用語になっています。
完全に勃起しない状態だけがEDなのではありません、EDには重度のものから軽症までさまざまです。
勃起機能が少しでも低下しているようなら、EDの可能性があります。
EDになる原因としては、器質的ED、症候性ED、心因性EDの3つに分けることが出来ます。
器質的EDとは陰茎、ペニスといった器官に直接的な原因がある場合を指します。
症候性EDとは糖尿病などの原因により腎臓などに疾患がみられる場合を指します。
心因性EDとはうつ病やストレスなどの精神的な疾患から引き起こされるものを指します。
EDの原因がこの3つのどれにあてはまっているのかがはっきりしないと、適切な治療ができませんので、まずは、内科、外科どちらかに原因がないか、調べてもらう必要があります。
内科、外科ともに問題がない状態がはっきりした後、残された可能性として心因性EDかどうか、心療内科で見立ててもらいましょう。
EDは、以前はインポテンス(性的不能)という言葉で表現されていましたが、差別的な意味合いが含まれていることから、国際的にも、日本国内においても、インポテンツからEDという用語に切り替わりつつあります。
病気においては、その状態を定義する言葉はとても重要です。
EDは勃起傷害という、病気ではありますが、決して特別なものではなく、男性なら誰でもなりうる病気といえます。
ですから、今は、問題がなくとも、決して他人事とは考えず、しっかりと対策、予防法を知っておくことが大切です。
またEDはセックスに関連することから、女性は直接的には関係なくとも、パートナーという意味において大変重要な位置を占めているといえます。
前述のとおり、EDは心因的なストレスからも起こりえます。
不十分な知識からパートナーにEDがみられたとき、無神経な言葉を投げかけてしまうことがないよう、気をつけたいところです。