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花粉症治療 ペプチド免疫療法
花粉症治療 ペプチド免疫療法


花粉症治療の一つであるペプチド免疫療法(ペプチド減感作療法)に関する情報です。
ペプチド免疫療法というのは遺伝子工学を応用したもので、スギ花粉から治療に必要な成分(主要なアレルゲンの一部に対して免疫細胞が反応する部分のペプチド)だけを見つけ出して合成したペプチド(ペプチドとは2個以上のアミノ酸が結合して出来たもの。このペプチドが沢山集まるとタンパク質となる)を注射することによって、アレルゲンに体が慣れてアレルギー症状である花粉症のさまざまな症状を抑えるという仕組みを応用した治療法です。
従来の減感作療法(免疫療法)で厚生労働省が認可して保険による治療が可能なものはアレルギーの原因となっているアレルゲンタンパクを花粉から簡単に抽出して注射することが出来ます。
抽出した花粉症のアレルギーの元の花粉の成分エキスを薄めて、週に1回から1ヶ月に1回注射によって人に投入します。
しかし注射による免疫療法(減感作療法)は長期間の通院による痛みを伴う治療のため、更にはアレルギー性のショックを起こすことがあるために続かないことがあります。
それに比べてペプチド免疫療法(ペプチド減感作療法)はアレルギーショックという副作用が起こることが極めて少なく、そのために抽出物に比べて大量注射することが出来て短期間の治療期間と、高い効果が臨床試験で出ているというメリットが大きな特徴です。
その反面治療に必要な成分だけを全て見つけ出してペプチドを合成しなくてはならないために難しいというデメリットもあります。
現在では動物実験が行われている段階で、将来的には花粉症の新しい治療法として確立される可能性が高く、治療効果のメリットとデメリットを考えると、非常に期待の高まるものと言えます。
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花粉症治療 DNAワクチン療法
花粉症治療 DNAワクチン療法

DNAワクチン療法とは遺伝子工学を応用した花粉症の治療方法で、減感作療法(免疫療法)に代わる治療法と期待されています。
この方法はアメリカのアレルギー専門家であるペーター・クレチコス ( Peter Creticos, M.D. )が研究発表したもので、花粉からアレルギーの元になる抗原(アレルギーを引き起こす原因/アレルゲン)を作り出す遺伝子を抽出し、花粉症の患者さんの細胞に投入します。
花粉アレルゲン(抗原)のDNAを体内に入れることによって遺伝子が長期間アレルゲンを作り続けるために、従来の減感作療法(免疫療法)である注射によるものや舌下免疫療法によるものよりも短期間の投与で長期間(少なくとも2〜3年)の効果が望め、副作用も少ないというものです。
しかしこのDNAワクチン療法では別のタイプの免疫細胞が出来る遺伝子を組み込むために、花粉に刺激された時に出来る抗体の量が少なくなり症状が抑えられる仕組み。
最近ではサルやイヌやネコなど動物にも花粉症が増えてきており、サルやネコは鼻水やくしゃみ、イヌはかゆみや皮膚炎を起こしてペットの飼い主としても何とかしてあげたいと思っています。
2005年には細菌のDNAの断片を結合させた新しいDNAワクチンも開発され、さらに改良が加えられ続けています。
このワクチンの場合約6回の注射で効果があると予測されており、従来の減感作療法(免疫療法)に比べると副作用も約2%ほどに減る可能性があると言います。
これは長期的な通院の必要性と注射回数の多さ、そして副作用という点において、従来の免疫療法と比べて患者さんにとっての負担を大幅に軽減することになり今後の期待が高まっています。
ただし遺伝子治療の1つであるDNAワクチン療法はまた安全性や有効性の面で不明な点も多く、動物実験の段階でのデータを元にして人の花粉症への臨床試験を始め、それが充分に効果のあるものと認められるまで人の花粉症治療としてDNAワクチンを認可することは出来ないと厚生労働省では言っています。
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花粉症治療 舌下免疫療法
花粉症治療 舌下免疫療法


花粉症治療の一つである舌下免疫療法に関する情報です。

舌下免疫療法は別名を舌下減感作療法(ぜっかげんかんさりょうほう)、英語の略語ではSLIT:サブリンガル・イムノセラピーとも呼ばれているもので、パンくずにスギ花粉のエキスの液体を染みこませたものを、舌の下において2分ほどして吐き出します。
これによってスギ花粉のエキスが少しずつ体内に入り、段々と慣れることによって体質が変わっていき、アレルギー症状が抑えられるという方法です。
この治療法は薬で症状を一時的に抑えるような対処療法ではなく、根本療法(根本から原因を断って治療する方法)であるために完全に花粉症が治ります。
ただし全員に効くというわけではなく、20〜30%の人が完全に治り、30%ほどの人がかなり症状が楽になって薬の量も減り、10〜20%の人は症状が以前より楽になったというデータがあります。

約80%ほどの人に何らかの効果が認められ、10〜20%ほどの人には効果がないということになります。
これはスギ花粉のエキスの濃度を急に上げていくとアレルギー性のショック症状が出るなどの危険があるために、少しずつ濃度を上げていかなければならないためです。
これに比べて舌下免疫療法(舌下減感作療法)はスギ花粉が飛び散り出す前の12月頃から治療を開始し、治療を始めてしばらくは1ヶ月に1度程度の通院が必要ですが、基本的には自宅で自分でスギ花粉エキスを滴下することが出来ます。

最初の1ヶ月は毎日1回、その後花粉が飛んでいる期間は週に1回ほどの頻度で行えば良いために、注射によるものに比べて続きやすいという良い点があります。
この舌下免疫療法も治療期間は2年以上ですが、注射による方法に比べて通院が少なく自分で家で出来ることなどから楽に続けられる可能性が高い方法です。

舌下免疫療法(舌下減感作療法)のデメリットの最大のものは、厚生労働省が認可していないために現在ではほんの一部の医療機関で試験的にしか受けることが出来ない点と、保険が使えないために自費診療となり治療費が高くなる点です。

主にヨーロッパでは日本に先駆けて臨床試験が行われており、WHO(世界保健機構)でもこの方法を推進するために更に臨床試験とデータを出していこうとしており、日本でも臨床データが揃って効果があると判断され、厚生労働省の認可がおりることが待たれる花粉症治療法の一つです。
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