股関節痛 体操

股関節痛を予防するために体操を取り入れておられる人も見受けられます。
これは大変有効なことだと考えられます。
なぜならば普段から股関節を意識して柔軟体操をすることは股関節を大切にすることにつながるからです。
また股関節を柔らかく動かす事を心がけるのも有効だと思います。
特に仕事で長時間同じ姿勢を取っているような場合は空いた時間に体操をする事を習慣にすれば良いでしょう。
意識して体操を行うようにすれば一週間もすれば習慣となります。
さらに体操を行っていると足腰の強化にも有効でありジョギングや早足での散歩をする際にも余裕を持って行うことが出来ます。
股関節を強くする体操においてはさまざまなものがあるようです。
次にこの状態で両膝が床につくようにします。
この場合も無理をせず痛くない程度に倒すだけでも十分です。
このような姿勢の状態を約３０秒ほど静かに維持します。
１日１０回程度を目安として下さい。
さらにもっと簡単な体操を紹介します。
最初の体勢としては仰向けの状態でゆっくりと体の力を抜きます。
そして左右の膝を４５度の角度に立てます。
この状態でそのまま左右に開くようにします。
大体５〜７秒したら左足だけを伸ばします。
この時ゆっくりとした感じで行いもとの位置に戻します。
次に右足を内側に閉じるように動かします。
この後、５〜７秒ほどしたら曲げている足を伸ばして最初の姿勢をとります。
この繰り返しの体操で左右１５回ほどが目安になります。
体操はあくまでも自分が無理をしないで出来る範囲で行うことが大切です。
それに加えて日常的に習慣化できれば股関節を良好な状態で使い続けることが出来るでしょう。

股関節痛 ストレッチ

ストレッチとはもともと「引っ張る」「伸ばす」などの意味があり、今ではスポーツを始める前の準備体操つまりウォーミングアップのような場合に使われることが多いようです。
ストレッチを行うことで関節や筋肉、筋などが柔らかくなり怪我の割合も少なくなると言われています。
ストレッチのやり方で注意する点は以下の通りです。
ゆっくりと余裕を持って行う事。
呼吸を止めずにあくまでも自然に行う事。
伸ばしている箇所に注意を向けて行う事。
無理のない範囲で伸ばしたら１０〜３０秒ほどそのままの体勢を維持する。
など、あくまでも自然で無理のない範囲で行うことが重要です。
またストレッチは病気の治療や予防などにも用いられると聞いたことがあります。
この時姿勢は自然と前へ倒れるようになりますがあくまでも背筋は伸ばしたままで丸くならないように注意してください。
次に合わせた足の裏が離れないように両手で包み込むように握ります。
そして体を前に倒します。
このままの姿勢を１０〜３０秒ほど維持します。
次のストレッチも座った形で行います。
片方の膝を曲げます。
そしてその膝を自分の引っ張ります。
片方の足はまっすぐに伸ばしておきます。
これを両方の足で行います。
また家族の方やパートナーがおられる場合のストレッチとしては、片方の足をあぐらの感じで曲げて膝の部分を押してもらいます。
さらにもう片方の股関節部分を自然と固定してもらうと完璧です。
このストレッチでは股関節を左右に広げるイメージで行うことがポイントです。
一人で行うストレッチも手軽で良いですが、パートナーや家族に協力してもらい行うストレッチも励みになって良いと思います。
これらの比較的簡単なストレッチだけでも関節や体全体が柔らかくなります。
ただし少しでも痛みがあるようならば中止し無理のない範囲を心がけてください。

股関節痛 原因

股関節はどこにあるのかと聞かれて、多くの方は自分の両足の付け根の近くを指差すのではないでしょうか。
このように股関節の位置を誤って覚えている人が多いようです。
実は筆者も同じ誤解をしていました。
股関節は大腿骨の先にある球状の関節のことで、お尻の斜め後ろの少しへこんだ部分の奥に股関節はあります。
自分でさわってみるとよく分かりますよ。
慢性的な股関節の痛みは変形からくるのが多く、スポーツなどによる過度の使用や繰り返し運動による長年の股関節に対する負荷が原因となっています。
自分で原因の判らない症状はそのままにせずに病院で検査をする事が大切です。
検査で異常のない慢性症状の場合は筋肉や靭帯などの軟部組織の異常が見られることが多いようです。
股関節痛の原因になる病気について調べてみましたので、少し紹介したいと思います。
日本人の女性に多いのが変形性股関節症で、股関節が滑らかに動くのを助けるクッションの役目をしている軟骨が、何らかの原因で磨り減り傷ついて起こる病気です。
この病気は先天的に股関節が不十分な状態が原因で起こり、特に高齢の女性に多いといわれています。
痛みが酷い時には、人工関節を埋め込む治療が必要な場合があります。
他に疲労骨折や骨粗鬆症、先天性股関節脱臼、大腿骨頭すべり症などの病気があります。
このように股関節痛の原因といっても、様々なものがあり、治療法も症状により異なりますので、専門のお医者さんに早めに診断してもらうのが一番だと思います。