レーシック 治療

近視や遠視の原因は、目に入ってくる光の屈折が適切でないために起こります。
光の屈折が適切でないために、映像の焦点が合わなくなるためにピントが合わない状態となるわけです。
そこで、この光の屈折を正しく修正することが視力回復の第一歩となります。
メガネやコンタクトの場合、レンズを使って光の屈折率を変えて目の焦点を合わせるわけですが、レーシックでは、レーザーによって眼の角膜の形を変えて焦点を合わせます。
そのためにレーシック治療はレーザー光線を使い眼の角膜の形を変えて、焦点を合わせ視力を回復させる手術です。
このレーシック治療の一般的な手術方法には幾つかの種類があります。
レーシックに比べて薄くフラップが作れるため、角膜の厚みによりレーシックが適用外となった人でも視力矯正できる特徴があります。
しかし、術後２・３日は目の痛みがあり、視力が回復するまでに１〜２週間時間を要するのが欠点です。
◆イントラレーシックフラップをイントラレースFSレーザーで作成する最先端のレーシック治療です。
フラップの作成をコンピュータ制御によって行うので、従来のレーシック（マイクロケラトーム）ではフラップの作成が難しかった方でも手術を実施することができる利点があります。
◆CR-レーシック感染症予防のためにクリーンルームで手術が行われるレーシックです。
（神奈川クリニック眼科が実施）クリーンルームで手術を行うメリットとしては、「感染症の発生を抑える」「安定したレーザー照射ができる」といった利点があります。
◆PRKフラップ（角膜の保護膜）を作成しないため、角膜が薄い方や格闘技等のハードなスポーツをされる方に向いているとされています。
現在は新しいレーシック技術が増えてきているため実施数は減っています。

レーシック 老眼

視力の異常には近視や遠視、老眼等いろいろありますが、年齢とともに起こる老眼は近くの物がぶれて見えずらくなります。
これは眼球の水晶体が年とともに衰えて変形することで、近くにピントが合わせられなくなるのです。
また遠視は眼球の形状に異常が出来、ピントが網膜の後ろになるようです。
水晶体のピントを合わせる力が弱くなって遠視になることもあります。
そこで視力回復方法であるレーシックをすることで効果はどうか？と調べてみました。
しかし、研究が進んだおかげで最近では老眼にもレーシックが有効な治療法となりつつあります。
通常のレーシックと違い、老眼の為のレーシックは伝導性角膜形成術という方法なのですが、角膜の形を変えて遠近両用レンズに変化させて、老眼をなおすのです。
老眼は通常、眼のレンズを調節する力が弱くなって、近くにはピントを合わせられなくなります。
この方法では、主に角膜の周り８ｍｍ程度のカーブに角度をつけます。
そして中心部分のカーブは変化させないため今までとおり遠くも見ることができるのです。
この老眼矯正レーシックによって、老眼に悩んでいる方も救われるようになりました。
しかしまだまだ専門的な技術と設備が必要です、老眼のレーシック治療にも対応した設備があるか、通常のレーシック治療とは違いますので、料金など分からないことは事前にしっかり確認してみると良いでしょう。

レーシック 乱視

レーシックで乱視が治るかどうか、というのはよくきかれる質問です。
結論からいうと、レーシックで乱視も問題なく治ります。
目が悪い人がメガネやコンタクトレンズを作る時に、検査して乱視と診断されると、乱視専用のものを用意することになるので、近視と乱視はまったくの別物と思いがちなのかもしれません。
乱視とは、目に入る光が眼の水晶体や角膜の屈折率が乱れてしまうために、光の焦点が網膜上に一つに結ばれず、結果として、ぶれて二重に見えてしまったり、ぼやけてしまったりする状態のことをいいます。
ですので、乱視も問題なく根本から治療することができるのです。
また乱視にも二種類あり、正乱視と不正乱視というものがあります。
このうち、角膜の表面が複雑にゆがんでしまっている不正乱視となると、これもレーシックでは屈折率が一定の正乱視（斜乱視、直乱視、倒乱視）ほどには、効果が望めません。
レーシックはあくまで、屈折率を調整するための一技法であり、万能ではないのです。
それでも、自分ひとりでだめだと判断するのではなく、まずはちゃんと検査してもらいましょう。
検査だけなら無料というところもあります。
ただ、とにかくレーシックの手術をすすめてくるようなところは避け、自分の目の状態に一番適した方法はどういったものなのか、きちんと説明してくれるところ、方法を選択しましょう。
レーシック手術はできない場合でも、フェイキックIOL（永久コンタクトレンズ）という手術ならできるという場合もあります。