視線 恐怖症 克服
自己視線恐怖症という一般的に言われる対人恐怖症に分類される神経症の一種があります。
自己視線恐怖症とは、自分の視線に対し不安を抱えた神経症で、自らの視線が不自然だと思い込み、他人に不快を与えていると感じてしまう病です。
自分の視線に不信感があるため、さまざまな場面でどういう風に視線を向ければいいのか戸惑ってしまいます。
自分に自信がなく、人にどう思われているのか、どう見られているのか、自分の感情が人に読み取られているような気になり、自分が変な人間だと思われていないか不安でしょうがなくなってしまいます。
相手の動き、ひとつひとつに敏感になり、表情や目などのわずかな動きでも不安になってしまい、特に視線のことで何か言われると立ち直れないほどの恐怖を感じてしまうのが、自己視線恐怖症と呼ばれています。
それまでの生活習慣や本来の性格など、少しずつ発症原因を解明していくことで、恐怖への的確な対応法が見つかってきます。
一般的な対処法としては、日頃の挨拶を習慣化することがあげられます。
挨拶という発声を行うことで、視線が合った時の緊張感が緩和される効果があります。
心身に悪影響を及ぼす危険性がある不規則な生活による合併症を防止も兼ねて、規則正しい生活を行うことや目に温かいタオルを乗せるなどの定期的な目の休息も効果があると言われています。
サングラスで視線を隠すという方法もありますが、依存してしまう危険性もあるので、日常生活からサングラスを使用するのは避け、どうしようもない時の最終手段として利用する必要があります。
天気のいい時に青空を見上げるというのも効果的だと言われています。
上を向くと嫌な考えが浮かびにくいと言われていますし、太陽の光を浴びることでリフレッシュ効果も期待できます。
特定保健指導 義務化
特定保健指導が義務化されることになります。
2008年4月より、『特定健康診査(特定健診)と特定保健指導』という制度が最近、問題になっているメタボリックシンドローム対策として始まります。
日本政府では、増え続ける医療費が問題になっていますが、いまや社会問題化しているメタボリックシンドローム(脳梗塞や心筋梗塞などの重病の原因とされる動脈硬化を引き起こす高脂血症や高血圧、高血糖のうち、ふたつ以上を併発している状態)は、将来的に更なる医療費の増大につながることが予測されます。
その増え続ける医療費に歯止めをかけるためには、メタボリックシンドロームの予防策に力を入れる必要性があると考えたからです。
医療制度の改革は小さなものを含めると、ほぼ毎年といわれるほど、頻繁に行われており、医療関係者にとっては日常的にものだそうですが、今までの医療制度改革は、医療費の個人負担の割合を見直すなどの医療費適正に関する方策がほとんどだったため、予防という部分に焦点を当てた今回の政策は、今までにない画期的なものといえます。
具体的には、40歳から74歳までの男女全員がメタボリッククシンドローム健診とも呼ばれる特定健康診査(特定健診)を受けることが義務付けられます。
特定健康診査は、生活習慣や行動習慣に関する問診、理学的所見などの診察、身長・体重・腹囲、肥満度、BMIなどの身体測定、血圧チェックと血液検査からなり、メタボリックシンドローム該当者や予備軍を発見することができます。
そこで異常が見つかった場合は、特定保健指導を受けることになります。
特定保健指導とは、医療機関や管理栄養士などから生活習慣病に関する情報や食事や運動などのを指導を受けることで、最高半年もの期間、指導を受けることがなります。
特定保健指導を受けることになるメタボリックシンドロームや予備軍と判定された者には、健康指導したことを確実に実施してもらうために目標が設定され、その達成状況により後期高齢者支援金が10%の範囲で加算されたり、減算されたりするインセンティブまでつくことになっています。
ヘルスケアモール
ヘルスケアモールとは、2008年4月からはじまる『特定健康診査(特定健診)と特定保健指導』に伴い、今後注目を集めることが予想される『健康』をキーワードにした商品やサービスを一箇所に集めた商業施設のことです。
『特定健康診査(特定健診)と特定保健指導』は、メタボリックシンドロームの発見を目的とした別名メタボリックシンドローム健診である特定健康診査の受診と、そこでメタボリックシンドローム、または予備軍と判定されたものを対象に行う特定保健指導が、40歳から74歳までの全日本国民に義務付けられる制度のことで、特定保健指導を受けることになるメタボリックシンドローム、または予備軍の人は、健康指導された項目を確実に実施するための目標が設定され、実施していない場合、後期高齢者支援金が減算される可能性があります。
逆にしっかりと実施し、健康になってきた場合は、加算される可能性もあるため、ヘルスケアモールの需要が伸びることが予測されます。
2007年10月19日には、阪神電気鉄道が香櫨駅東側高架下に『美』『健康』『アンチエイジング』をテーマにした商業施設『香櫨館(こうろかん)』をオープンさせました。
(http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20070906.pdf)
そこには、ヨガ・フィットネス施設や薬膳菓子や健康料理を提供する健康カフェなどが入り、今後、『予防医学』を取り入れたクリニックが入り、2008年2月にグランド・オープンされる予定になっています。
2008年秋には静岡の熱海にsuUhaa(スーハー)熱海(http://www.suuhaa-atami.com/)がオープン予定。
suUhaa(スーハー)熱海は、体と心をリフレッシュする衣食住と遊の複合施設で、10階までの各フロアにメディカルとリゾートを融合させた新しいコンセプトのさまざまな施設が入る予定です。
今後、沖縄にも施設展開される予定になっています。
2008年12月には広島県福山市東手城に『東手城ヘルスケアモール』が開設予定。